TAPPIの紹介記事 ―> http://www.tappi.org/Membership/Spotlight/fujiwara.aspx

 

 

20137月からカーボンニュートラル資源研究所・代表として、コンサルタントを行っている。

 

 

2003年に日本製紙株式会社に取締役に就任、2005年から2007年まで取締役・研究開発本部長を務め、200人の研究者を率いた。この間、自身の開発した「嵩高紙」の生産拡大をはじめ、「新聞用紙の全面中性化」など、世界初の用紙開発と生産法確立に研究資源を集中する。一方、「TEMPO酸化によるセルロースナノファイバーの製造」にも世界で初めて着手する。

 

 

その後、日本紙パック株式会社(現、日本製紙・紙パック事業本部)の常務取締役に就任、同時に江川紙パック(日本紙パック100%子会社、生産工場)社長兼工場長として生産現場の管理監督を行った。2009年から2013年まで日本製紙グループのエンジニアリング部門である日本製紙ユニテック株式会社の取締役であった。

 

 

その間、20119月から20123月まで東京大学大学院・農学生命科学研究科で非常勤講師として博士・修士課程の学生に「紙の設計・製造」についての授業を行っている。20133月には、タイのアジア工科大学院(Asian Institute of Technology)において客員教授として「顔料塗工と印刷」の講義を行った。これは、同大学院に対する日本政府の支援によるプログラムである。現在も紙パルプ関連の海外での委員会等へ積極的に参加している。

 

 

藤原秀樹の紙パルプ産業での経歴は、1975年、慶応大学工学部大学院・応用科学科修士課程修了後の十條製紙(現、日本製紙)入社から始まる。1985年から1986年まで米国のウェスタンミシガン大学製紙科学科に留学している。留学期間中の研究成果をもとに慶応大学から工学博士号を授与されている。紙の設計、研究開発が専門領域である。特に塗工紙・塗工技術については、多くの新規抄紙機の設置、塗工設備改造プロジェクトに参加した経験から知識が豊富である。

 

 

海外での活動も豊富で、TAPPI(米国紙パルプ技術協会)のフェローである。日本・アジア地域から選出されたのは今まで5人であり、現在ただ一人アジア地域から活動しているフェローである。講談社が主催していた、印刷出版取次に関する「野間賞」が紙生産部門にも拡大された1998年には、紙パルプ産業から初の受賞をしている。TAPPIの「塗工部門・技術賞ならびにチャールズ・エンゲルハルド記念」を2005年に受賞している。現在まで日本・アジア地域からは唯一の受賞者である。

 

 

現在、「紙パのノーベル賞」とも言われるスウェーデンの「マルクス・ワレンベルグ賞」の賞選考委員会のシニア・アドバイザーを務めている。それ以前は、賞選考委員会の大使を務めていた。スウェーデン国王が臨席、授与する「マルクス・ワレンベルグ賞」授賞式・受賞セミナーには、2005年から毎年招待されている。アジアからは藤原1名のみが招待者である。「TAPPI国際研究管理委員会」にもメンバーとして長く参加しており、副委員長、書記を歴任している。「マルクス・ワレンベルグ賞」、「TAPPI国際研究管理委員会」などクローズドな組織のメンバーとして活動しており、一般的にはあまり知られていないような世界の紙パルプ産業の最先端の研究開発動向にも詳しい。

 

 

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